この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。

この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
開業やメニュー改定を考えるサロンオーナー様へ。アロマテラピーは単なる香りのサービスではなく、客単価とリピート率を押し上げる経営ツールになります。ただし、組み立て方を間違えると「原価だけかかって選ばれないメニュー」になってしまうのも事実です。
この記事では、500以上のサロンを支援してきた株式会社イレブンが、アロマテラピーメニューの作り方を6ステップで整理しました。料金設定の考え方、そのまま使える実例5つ、そしてメニュー名に使ってはいけない言葉まで扱います。
アロマの導入は、癒やしの提供にとどまらず売上構造そのものを変えます。なぜ経営数値に効くのか、3つの角度から整理しました。
アロマメニューの強みは、「なんとなく癒やされたい」という曖昧な要望を、来店目的として言語化できる点にあります。お客様が「今日はゆっくり休みたい」「気持ちを切り替えたい」という気分で選べるようになると、他店との価格比較から抜け出しやすくなります。
ここで注意したいのが、目的の言語化と体の不調の改善をうたうことは別物だという点。後半の法規制セクションで詳しく扱いますが、「不眠が治る」「ホルモンバランスが整う」といった打ち出し方はできません。あくまで過ごし方や体感で表現するのが、選ばれるメニューを作りつつサロンを守る方法です。
アロマは、既存メニューに足すだけで特別感を出せる使い勝手のよいオプションです。フェイシャルや痩身のコースに組み込むことで、数千円の単価アップが自然に受け入れられます。新規集客のコストをかけずに単価を上げられる点が、経営上いちばん大きい価値でしょう。
香りは記憶と結びつきやすいという性質もあります。「あの香りの空間にまた行きたい」という感覚が再来店の動機になり、リピート率の底上げにつながります。
高額な機器がいりません。精油とキャリアオイル、タオル、そして技術があれば始められます。個人サロンや中規模サロンにとって、投資対効果はかなり高い部類に入ります。
国産精油にこだわる、その日の気分に合わせてブレンドを選んでもらうなど、オーナーの世界観を出しやすいのも利点。大手チェーンには真似しにくいパーソナルな体験を、低リスクで作れます。
イレブンからのアドバイスアロマは趣味の延長ではなく、立派な経営戦略です。ただし表現のルールを知らないまま打ち出すと、思わぬところでつまずきます。
| 用語 | 意味・役割 | お客様への説明例 |
|---|---|---|
| 精油(エッセンシャルオイル) | 植物の芳香成分を高濃度に抽出した原液 | 「植物の香りを凝縮したしずくです」 |
| キャリアオイル | 精油を希釈して肌にのばすための植物油 | 「精油を薄めてお肌にのばす植物のオイルです」 |
| 芳香浴 | 香りを空間に拡散させて楽しむこと | 「香りに包まれてお過ごしいただく時間です」 |
精油は原液、キャリアオイルは希釈用、芳香浴は空間演出。この3つを使い分けられると、「知識のあるサロンだ」という安心感につながります。逆に混同していると、お客様に誤った期待を持たせる原因になってしまうもの。
エステの施術のなかでアロマが活きるのは、カウンセリング時、施術の導入時、そして施術後のくつろぎの時間です。来店直後のおしぼりに香りをつける、施術前に香りを選んでいただくといった使い方だけでも、場の空気は変わります。
ポイントは、施術そのものより前後の体験の質が上がるということ。同じ技術でも、香りがあるだけで満足度の残り方が違ってきます。
メニュー設計では、肌にオイルをのばすトリートメントと、空間を彩る演出を切り分けてください。目的もコスト構造もまったく違うからです。
トリートメントは技術料と材料費がかかる商品。演出はブランディングやホスピタリティの一部です。施術としてのアロマは有料メニューにし、待合室のディフューザーは無料のサービスとして位置づける。この線引きが曖昧だと、収益を生むポイントがぼやけて価格設定を誤ります。



「香りのサービスが充実しているのに単価が上がらない」というサロンは、たいていこの線引きができていません。
売れるメニューを作る最初の一歩は、対象と目的を絞り込むことです。「どなたでもどうぞ」は結局誰の心にも刺さりません。
お客様は「アロマを受けたい」のではなく、「疲れをリセットしたい」「ゆっくり過ごしたい」という動機で来店します。ターゲットが忙しい会社員なら「一日の緊張をほどく時間」、立ち仕事の多い方なら「脚をすっきり軽く感じたい」といったテーマを軸に据えます。
動機に寄り添ったメニュー名は検索でも見つけられやすく、予約サイトでのクリック率も変わってきます。ただし表現は体感の範囲で。ここは後半で具体的に整理します。
アロマを単独で考えず、主力メニューと接続させると相乗効果が出ます。フェイシャルが得意ならデコルテのアロマトリートメントを組み合わせる、痩身が得意ならコースの締めにアロマを入れる、といった形。
既存のお客様へのクロスセルがしやすくなるのが大きな利点です。新規を集めるより、いま通ってくださっている方に一品足すほうがはるかに低コストで売上が伸びます。
一度きりで終わらせないために、お客様のフェーズごとに階段を用意しておきます。新規には敷居を下げた体験コース、リピーターには満足度の高い本命コース、常連には回数券や定額制。
この設計を最初から組んでおくと、次回予約への誘導が自然になります。なお回数券やコース契約は特定商取引法の対象になる場合があるため、金額と期間の設定には注意が必要です。
感覚で作ると、運用が複雑になってスタッフが疲れるか、価値が伝わらないメニューになりがちです。手順に沿って組み立てましょう。
まずアプローチする部位を具体的に決めます。リラクゼーション重視なら全身、短時間で満足感を出したいなら背面、オプションならハンドやヘッドが向いています。
最初から全部を網羅しようとしないこと。回転率とスタッフの技術レベルに合わせて、無理なく提供できる部位から始めるのが安定運用の近道です。
カウンセリングと着替えを除いた、純粋な施術時間を設定します。60分・90分・120分の3パターンが業界の標準で、お客様も選びやすい区切りです。
60分は部分集中や体験用、90分は全身のスタンダード、120分は満足度重視。標準を90分に置くと客単価を確保しやすく、選択肢を残すことで幅広いニーズを拾えます。
地域の競合相場を調べたうえで、自店のポジションに合わせて設定します。安易な安売りは利益を削るだけでなく、ブランド価値も下げてしまいます。
地域の平均単価をベースに、個室の有無、使用する精油のグレード、技術力といった付加価値を上乗せする。価格の根拠を自分で説明できる状態にしておくことが、自信を持って提案するための条件です。
あらかじめ用意したブレンドから選んでもらう固定式か、その場で調合するカウンセリング式か。運営効率と専門性のバランスを左右する分岐点です。
導入初期なら、在庫リスクが少なくオペレーションが簡単な3種類の固定ブレンドから始めるのが賢明。慣れてからオーダーメイド調合へ移行すれば、スタッフの負担も抑えられます。



いきなり数十種類を揃える必要はありません。定番のラベンダーやオレンジを含む5種類程度から十分に始められますよ。
基本メニューに加えて、単価を上げるオプションを用意します。「10分延長」「ヘッドを追加」「精油のグレードアップ」あたりが定番。
メニュー表の見やすい位置に配置しておくと、施術中の会話から自然に追加注文につながります。押し売りではなく、選択肢として置いておくのがコツです。
最後に、予約したくなる名前と説明文を作ります。ここでのコツは、効果ではなく体感と過ごし方で表現すること。「アロマ60分」より「ゆったり過ごす全身アロマ60分」のほうが、伝わる情報量が違います。
ただし、ここには法律上のルールがあります。名前を考える前に、次のセクションを必ず読んでおいてください。よかれと思ってつけた名前が、そのまま違反表示になることがあります。
原価や経費を無視した価格設定、自信のなさからの安売りは、忙しいのに利益が出ない状態を招きます。利益を確保しつつ納得していただける価格の作り方を整理します。
価格を決めるときは、目に見える材料費だけでなく隠れたコストも積み上げます。精油とキャリアオイルの原価、リネン代、洗濯にかかる水道光熱費。そして忘れられがちなのが、準備と片付けにかかる時間の人件費です。
アロマは精油が高価になりやすく、グレードを上げるほど原価が跳ねます。1施術あたりの使用量を実測し、単価に落とし込んでおきましょう。感覚で「だいたいこれくらい」と決めると、必ずどこかで合わなくなります。
価格表は3段階で構成すると選びやすくなります。上位コースは満足度重視、中位は一番売りたい本命、下位は新規や時間のない方向けのエントリー。
ここで気をつけたいのが、実際には販売する気がない価格を並べて比較させる見せ方。二重価格表示や不当な比較として景品表示法上の問題になり得ます。3つとも実際に提供できるコースとして設計してください。
また、価格は税込の総額表示が必要です。お客様が最終的に支払う金額が一目で分かるように明記しましょう。価格設計のより詳しい考え方は、フェイシャル記事でも解説しています。
施術料だけで売上を伸ばすには限界があります。延長、部位追加、ホームケアの物販。この3つを仕組みとして組み込んでおくと、新規集客のコストをかけずに単価が上がります。
「肩まわりがお疲れのようなので、10分延長して重点的に行いましょうか」といった提案は、お客様の状態を見ているからこそできるもの。売り込みではなく提案として届けば、満足度と売上が同時に上がります。



安すぎる価格は「安かろう悪かろう」の印象を与えます。技術には価値があると自信を持って、適正な価格をつけてください。
ここが本記事でとくにお伝えしたい部分です。アロマメニューは、よかれと思ってつけた名前がそのまま違反表示になる領域。関係する法律が2つあります。
意外と知られていないのがこちらです。あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律では、医師以外の者が業としてあん摩やマッサージを行うには、あん摩マッサージ指圧師の免許が必要と定められています。免許がない者がマッサージに該当する行為を行った場合、50万円以下の罰金刑が科される可能性があり、実際に逮捕に至った事例も報告されています。
表示についても同様です。国民生活センターの資料を踏まえ、あん摩マッサージ指圧以外の行為を提供する場所で「マッサージ」という語句を用いた広告は消費者に誤認を与えるおそれがあるとされ、国家資格を必要とする業を行っていると誤認させる表示は不適切で、広告やウェブサイトに表現すべきでないと整理されています。



「ヘッドマッサージ」「デコルテマッサージ」というメニュー名、心当たりはありませんか。エステサロンでは避けたい表記です。
| 避けたい表記 | 言い換え |
|---|---|
| アロママッサージ ヘッドマッサージ デコルテマッサージ 指圧・あん摩 | アロマトリートメント ヘッドケア/ヘッドトリートメント デコルテトリートメント ボディトリートメント |
置き換えは「トリートメント」「ケア」で足ります。メニュー表、予約サイト、SNS、店内POPまですべて統一してください。1箇所だけ残っているケースがよくあります。
エステサロンの施術は医療行為ではないため、症状の改善や身体の変化を約束する表現は使えません。アロマは効能を語りたくなる分野だけに、ここでつまずくサロンが多いところです。
| 使えない表現 | 言い換えの方向 |
|---|---|
| 不眠解消/快眠/よく眠れる | ゆったりとお過ごしいただく時間 |
| ホルモンバランスを整える | ご自身をいたわる時間として |
| 更年期の不調に | 言い換え不可。記載しない |
| 代謝アップ/サイズダウン | すっきりとした心地よさ |
| デトックス/毒素を出す | 言い換え不可。記載しない |
| 免疫力を高める/自律神経を整える | 言い換え不可。記載しない |
| 肩こり・腰痛が楽になる | お疲れの部位を丁寧に |
| 治る/治療/改善 | 言い換え不可。記載しない |
言い換えられるものと、そもそも書けないものがあります。右列が「記載しない」の項目は、表現を工夫すれば通るという話ではありません。
施術後のだるさを説明する言葉として業界で広く使われていますが、使うべきではありません。
国民生活センターは、健康器具や健康食品などをめぐって「好転反応」「毒素が出ている」といった説明が、利用を継続させるためのセールストークである場合もあり、うのみにしてはいけないと注意喚起しています。サロン側がこの言葉を使うことは、注意喚起される側に回るということです。
体調の変化を訴えるお客様に「好転反応です」と説明して施術を続けた結果、トラブルに発展する。これは実際に起きているパターンです。体調不良を感じられた場合は、施術を中止して医療機関の受診をご案内する。この対応を最初から決めておいてください。
使えないものばかり並べましたが、書ける方向はあります。施術中と施術後の「過ごし方」「感じ方」を描写することです。
効能を語らなくても、体験の魅力は十分に伝わります。むしろ具体的な情景のほうが予約につながりやすいというのが、現場で見てきた実感です。広告全般の表現ルールについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
理論だけではイメージしにくいので、具体例を5つ用意しました。いずれもメニュー名を体感ベースで整え、「マッサージ」表記を避けた形にしています。価格は目安なので、地域相場と自店の原価に合わせて調整してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メニュー名 | 静かな夜のような「全身アロマトリートメント」 |
| 時間・価格 | 60分 8,000円/90分 11,000円 |
| 対象 | 一日の緊張をほどきたい方 |
| 香りの例 | ラベンダー、ベルガモット |
| 施術のポイント | 照明を落とし、ヘッドとデコルテに時間をかける |
元の「快眠アロマ」という名前は睡眠改善の標榜になるため、過ごし方の描写に置き換えています。伝わる情報量はむしろ増えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メニュー名 | 夕方の脚に「レッグアロマトリートメント」 |
| 時間・価格 | 45分 6,000円/75分 9,500円 |
| 対象 | 立ち仕事やデスクワークが続く方 |
| 香りの例 | ジュニパー、グレープフルーツ |
| 施術のポイント | フットバスであたためてから、脚全体を丁寧に |
「むくみ改善」「排出」といった表現は避け、脚の心地よさで伝えています。フットバスの工程を書くだけで体験のイメージは十分に伝わるものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メニュー名 | PCのお供に「上半身アロマトリートメント」 |
| 時間・価格 | 50分 6,500円 |
| 対象 | 長時間のデスクワークが続く方 |
| 香りの例 | ローズマリー、ペパーミント |
| 施術のポイント | 背中・首・肩・ヘッドのみ。脚を行わない時短設計 |
「肩こりが楽になる」は書けません。対象を「デスクワークが続く方」と示せば、必要な方には十分に届きます。着替えの手間が少なく、回転率を確保しやすい構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メニュー名 | デコルテまで整える「アロマフェイシャル」 |
| 時間・価格 | 70分 10,000円 |
| 対象 | フェイシャルとくつろぎを両方求める方 |
| 香りの例 | フランキンセンス、ゼラニウム |
| 施術のポイント | 顔まわりは低濃度で慎重に。デコルテに時間を配分 |
既存のフェイシャルメニューに接続しやすく、単価を上げやすい構成です。ただし顔への精油使用は刺激のリスクがあるため、濃度管理とパッチテストは必須と考えてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メニュー名 | すき間時間に「ハンド&ヘッドの香りケア」 |
| 時間・価格 | 30分 3,500円 |
| 対象 | アロマがはじめての方、時間が取れない方 |
| 香りの例 | 3種類からお好みで |
| 施術のポイント | 着替え不要。オプションとしても提案しやすい |
入口として優秀なメニューです。他コースのオプションにも転用でき、アロマを体験していただく機会を増やせます。



メニュー例はあくまで型です。「当店自慢の」「季節限定の」といった言葉を足して、お店らしさを出してみてください。
アロマの醍醐味は、香りを選ぶプロセスそのものにあります。ただし選択肢が多すぎるとお客様は迷い、スタッフの提案スキルも問われます。3タイプに固定するのが運用と満足度の両立点です。
カウンセリングは二者択一で聞くと1分で終わります。「今日はゆっくり過ごしたい気分ですか、それとも気持ちを切り替えたい気分ですか」。オープンな質問より、選ぶ側の負担が軽くなります。
定番の3タイプに加え、季節ごとの限定ブレンドを用意しておくとリピーターが飽きません。「今しか出会えない香り」は、それ自体が来店動機になります。
精油は天然成分ですが、肌トラブルのリスクがゼロではありません。カウンセリングシートには次の項目を必ず設けてください。
初めての方や敏感肌の方にはパッチテストを行い、希釈濃度も低めから。持病がある方や妊娠中の方については、施術の可否を自己判断せず、かかりつけ医への確認をご案内するのが安全です。施術への同意は書面でいただいておきましょう。
施術前の声かけも有効です。「香りが強い、苦手だと感じたらすぐにおっしゃってください」と伝えておくだけで、お客様は言い出しやすくなります。不快感を我慢させないことが、結果としてクレームを防ぎます。
あん摩マッサージ指圧師の免許を持たない場合は避けてください。免許がない者がマッサージに該当する行為を行うと50万円以下の罰金刑が科される可能性があり、表示についても、あん摩マッサージ指圧以外の行為を提供する場所で「マッサージ」の語句を用いる広告は消費者に誤認を与えるおそれがあると整理されています。「アロマトリートメント」「ヘッドケア」などに統一しましょう。
使えません。エステサロンの施術は医療行為ではないため、睡眠の改善といった身体への効果をうたうことはできません。「静かな夜のような」「ゆったり過ごす」など、施術中の過ごし方や体感を描写する表現に置き換えてください。効能を語らなくても、体験の魅力は十分に伝わります。
説明しないでください。国民生活センターは「好転反応」「毒素が出ている」といった説明が利用を継続させるためのセールストークである場合もあり、うのみにしてはいけないと注意喚起しています。体調の変化を訴えるお客様には施術を中止し、医療機関の受診をご案内する対応を決めておきましょう。
5種類程度から始めれば十分です。定番のラベンダーやオレンジを含む数種類を用意し、3タイプの固定ブレンドとして提供するのが運用しやすい形。在庫リスクを抑えられ、スタッフによる提供のばらつきも防げます。慣れてからオーダーメイド調合へ広げていきましょう。
精油とキャリアオイルの原価、リネン代、光熱費に加えて、準備と片付けにかかる時間の人件費まで積み上げて算出します。そのうえで地域の相場を確認し、個室の有無や精油のグレードといった付加価値を上乗せしてください。価格の根拠を自分で説明できる状態にしておくことが大切です。
提供自体に国家資格は求められていません。ただし精油には皮膚刺激性があるものや、体調によって使用を避けるべきものがあり、希釈濃度の知識も必要です。民間資格の取得や講習の受講で基礎を固めておくと、カウンセリングの説得力も安全性も高まります。
アロマメニューの導入は、難しく考える必要はありません。最初から作り込もうとすると、たいてい途中で止まります。
ひとつの目的に絞り、60分と90分の2枠を用意し、3種類のブレンドから選んでいただく。これだけでメニューとして成立します。シンプルな構成はお客様にとって選びやすく、スタッフにとっても覚えやすいものです。
下3つは、メニュー表・予約サイト・SNS・店内POPのすべてで確認してください。1箇所だけ古い表記が残っているケースが非常に多いところです。
基本メニューが回り始めたら、延長やヘッドケアなどのオプションを追加し、予約サイトの説明文を磨きます。同じ稼働時間でも売上が伸び、新規のお客様も集まりやすくなります。
予約サイトの文章は、対象への呼びかけ、施術中の過ごし方、当日の流れ、という順に構成すると読み手が自分事として捉えやすくなります。効果ではなく情景を書く、と覚えておいてください。
株式会社イレブンでは、これまで500以上のサロンの開業と経営を支援してきました。実際の支援では、愛媛のサロンで月商が50万円から60万円伸びた例、栃木のサロンでリピート率が30%から70%へ改善した例、神奈川のサロンで客単価が9,800円から14,500円に上がった例があります。
メニュー設計、価格の組み立て、表現のチェックまで一貫してご相談いただけます。「この名前で出して大丈夫か」といった単発の確認でも構いませんので、気軽に声をかけてください。
株式会社イレブン 技術商品部 部長・インストラクター 村上琴音
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
※本記事の法令に関する記載は2026年8月時点の情報です。個別の表現が問題ないかの最終判断は、薬機法や広告表示に詳しい専門家、または所管の窓口にご確認ください。















