この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。

この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
サロンの物販、正直マンネリ化していませんか。化粧品は棚に並べているけれど、なかなか会話のきっかけにならない。そんな悩みを持つオーナーさんに、いま静かに広がっているのが「飲む日焼け止め」です。塗るケアだけでは物足りないと感じるお客様が増え、内側からのインナーUVケアがサロン物販の新しい柱になりつつあります。
この記事では、飲む日焼け止めをサロンに導入するメリットから、失敗しない選び方、施術と組み合わせた提案の流れまでをまとめて解説します。500以上のサロンを支援してきた経験をもとに、物販初心者のオーナーさんでも今日から動ける形でお伝えするので、自店の売上づくりの参考にしてくださいね。
イレブンからのアドバイス「物販って押し売りみたいで苦手…」という声、よく聞きます。でも飲む日焼け止めは、お客様の肌悩みに寄り添う自然な提案から始められるアイテムなんですよ。
飲む日焼け止めは、紫外線によって体内で発生する活性酸素にアプローチするインナーケアサプリメントです。塗る日焼け止めのように紫外線を物理的にブロックするのではなく、体の内側から紫外線ダメージに備えるという発想の商品なんですね。まずは、なぜこのアイテムがサロンで選ばれているのかを整理していきましょう。
肌老化の原因の多くは紫外線だと言われています。シミ、くすみ、たるみといった悩みの背景には、日々浴びている紫外線の蓄積があるんですよね。そのことが広く知られるようになり、お客様は「塗るだけで本当に足りているのかな」と不安を感じ始めています。
塗る日焼け止めは、目のまわりや頭皮、唇など塗りにくい部分がどうしても手薄になります。汗や皮脂で落ちる、塗り直しを忘れる、といった日常の悩みもつきもの。こうした「塗るケアの抜け」を内側から補う選択肢として、飲むタイプへの関心が高まっているというわけです。
外側からのケア(アウターケア)と内側からのケア(インナーケア)を組み合わせる「内外美容」という考え方は、いまや一部の先進的な層だけのものではありません。美を追求するお客様にとっては、当たり前の共通認識になりつつあります。
サロンの施術で肌を整えたあと、その状態を日常でキープするためにインナーケアを提案する。この流れが自然につくれると、お客様は「このサロンは肌のことを本当に考えてくれている」と感じてくれます。飲む日焼け止めは、その内外美容を体現しやすいアイテムなんですよ。
「紫外線対策は夏だけ」というイメージは、もう古い常識になりました。紫外線は曇りの日も窓ガラス越しにも降り注いでいて、一年を通してケアが必要だと知られてきています。
だからこそ、飲む日焼け止めは春夏だけの季節商材で終わりません。秋冬でも「紫外線は一年中だから続けましょう」と提案でき、通年で物販売上を支える存在になってくれます。季節の波が大きいサロン経営にとって、これは地味に大きな強みなんですよね。
飲む日焼け止めをサロンで取り扱うと、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか。物販アイテムはたくさんありますが、このジャンルが選ばれるのには理由があります。ここでは代表的な3つのメリットを見ていきましょう。
1回の施術だけで客単価を上げるのは、なかなか難しいものですよね。値上げには抵抗があるお客様も多く、施術メニューだけで単価を伸ばそうとすると限界がきます。
そこで「施術+ケア商品」の組み合わせ提案が効いてきます。施術のあとに飲む日焼け止めをおすすめすることで、無理な値上げをせずに1回あたりの購入額を引き上げられるんです。押し売りではなく、施術効果を長持ちさせる自然な流れとして提案できるのがポイントですよ。
飲む日焼け止めは、続けることで実感を得やすいタイプのアイテムです。つまり、1本で終わらず「なくなったらまた欲しい」という定期購入の流れが生まれやすいんですね。
商品を買いに来店するたびに肌の状態を確認し、次の施術の話につなげる。この繰り返しがお客様との接点を増やし、結果としてサロンへのリピート率も高めてくれます。物販とリピートは、実はセットで伸びていくものなんです。
「1日1粒、外出が長い日は2粒」といった飲み方の目安をお客様と一緒に決めておくと、消費ペースが読めて次回の来店タイミングも自然に案内できます。ホームケアの習慣化が、そのままリピートの仕組みになりますよ。
近隣に競合サロンがあると、価格やメニューだけでは違いを出しにくいですよね。そんなときに武器になるのが、専門家としての提案力です。
成分の根拠や飲むタイミングまで踏み込んで説明できると、「ここはプロがちゃんと選んでくれるサロンだ」という印象が生まれます。内外美容を語れるオーナーがいるだけで、他店にはない専門性のあるサロンとして選ばれやすくなるんですよ。
| 導入で得られること | 注意しておくこと |
|---|---|
| 施術と組み合わせて客単価を上げやすい 定期購入でリピートの仕組みが作れる 専門性で他店と差別化できる | 効果効能を断定する表現は使えない ネット価格と比較されることがある 継続してこそ実感が出るアイテム |
いざ導入しようと思っても、飲む日焼け止めは商品数がとても多いジャンルです。何を基準に選べばいいのか迷ってしまいますよね。サロンで扱うなら、お客様に自信を持って説明できる商品を選ぶことが大切です。ここでは選定の軸を3つに絞ってお伝えします。
まず確認したいのは、どんな成分がどのくらい配合されているか、そしてその根拠が示されているかどうかです。成分名だけが並んでいても、配合量や研究データが不明確な商品も少なくありません。
抗酸化成分を中心に、エビデンスがはっきりした素材が使われている商品を選ぶと、お客様への説明にも説得力が生まれます。GMP認定工場で製造されているかどうかも、品質管理の目安として見ておくと安心ですよ。
飲む日焼け止めは継続してこそ実感につながるアイテムです。だからこそ、お客様が毎月無理なく買い続けられる価格かどうかは、とても重要な選定基準になります。
高価すぎると1本で終わってしまい、リピートにつながりません。逆に安すぎると利益が残らず、サロンの負担になります。お客様の続けやすさと、店側の利益率の両方が成り立つバランスを見極めましょう。まずは少量のトライアルサイズから試してもらうのも賢い方法ですよ。
サロン専売品、つまりドラッグストアでは手に入らない商品には「専門家のお墨付き」という強みがあります。どこでも買える商品より、サロンでしか出会えない商品のほうが特別感が生まれやすいんですね。
開発の背景や成分へのこだわりといったブランドストーリーがあると、お客様に語れる話が増えます。「なぜこの商品を選んだのか」を自分の言葉で伝えられる商品を選ぶと、提案そのものが楽しくなりますよ。


お客様から「この成分って何がいいの」と聞かれたとき、すらすら答えられると信頼度がぐっと上がります。難しく覚える必要はありません。サロンでよく登場する代表的な成分を、ざっくり押さえておきましょう。
飲む日焼け止めの代表格とも言える成分です。シトラス果実とローズマリー葉から抽出された天然由来の成分で、紫外線によって発生する活性酸素の働きを抑えるサポートが期待されています。
継続して摂取することで体内に蓄積していくタイプとされているので、「日々コツコツ続けることが大事」という説明とも相性が良い成分です。日焼けで赤くなりやすい方や、施術後に敏感になりやすい方への提案にも向いていますよ。
おなじみのビタミン類も、飲む日焼け止めによく配合されている成分。どちらも抗酸化作用を持ち、一緒に摂ることで相互に働きを補い合うと言われています。
単一の成分だけでなく、複数の抗酸化成分がバランスよく組み合わされている商品は、トータルでの美容サポートが期待できます。成分表を見るときは「抗酸化成分が複数入っているか」をひとつの目安にしてみてください。
ザクロやオリーブ由来のポリフェノールなど、植物由来の抗酸化成分もよく使われます。ポリフェノールは体内で比較的短時間で働き、長く留まりにくいとされているため、日々の摂取が大切になります。
成分の名前を丸暗記する必要はありません。「植物由来の抗酸化成分で、続けて摂ることが大事なんですよ」という説明の軸さえ持っておけば、お客様との会話は十分に成り立ちます。



成分の話は「効く・治る」と断定しないのがコツです。「〜のサポートが期待されている成分ですよ」という伝え方なら、薬機法の観点でも安心して説明できます。
商品を仕入れただけでは売上にはつながりません。大事なのは、施術とどう組み合わせて、どのタイミングで提案するかという設計です。ここでは現場でそのまま使える流れを紹介しますね。
飲む日焼け止めは、フォトフェイシャルやピーリングなど、施術後に肌が敏感になりやすいメニューと特に相性が良いとされています。施術で整えた肌を、日常の紫外線から内側で守るという文脈が自然に作れるからです。
美白系やエイジングケア系のメニューとも組み合わせやすいですね。「せっかくの施術効果を長持ちさせるために」という一言が、そのまま提案のきっかけになります。
提案は施術後のアフターケアの説明に組み込むのが自然です。いきなり商品を勧めるのではなく、お客様の肌悩みを聞いたうえで、その悩みに寄り添う形で紹介する流れを意識しましょう。
たとえば施術後に、こんな順番で話を進めます。
まずはお客様の紫外線に関する悩みを引き出します。「日中こまめに塗り直せていますか」「屋外にいる時間は長いですか」といった質問から、今のケアの抜けを一緒に見つけていきます。
塗るケアだけでは補いきれない部分があることを説明し、内側からのケアという選択肢を提示します。施術効果を持続させるためのアフターケアとして位置づけると、押し売り感がなくなります。
いきなり大きいサイズを勧めるとハードルが高いので、まずは少量のトライアルパックから試してもらうのがおすすめです。飲みやすさや続けやすさを実感してもらえれば、次の本格購入につながっていきます。
「今日の施術で肌のトーンが整いましたね。この状態を長くキープするには、日々の紫外線対策が鍵になります。塗るケアにプラスして内側からも守れると、次回来店までのコンディションが違ってきますよ」——こんな一言なら、自然に商品の話へつなげられます。
メリットの多い飲む日焼け止めですが、扱い方を間違えると思わぬトラブルにつながることもあります。安心して長く販売するために、押さえておきたい注意点を確認しておきましょう。
飲む日焼け止めの多くは、医薬品ではなく健康食品に分類されます。そのため「日焼けを防ぐ」「シミが治る」といった医薬品的な効能効果を断定して伝えることはできません。ここは特に注意が必要なポイントです。
「紫外線対策のサポートが期待される」「内側からのケアとして取り入れられている」といった、あくまで補助的な位置づけで伝えるのが基本です。塗る日焼け止めの代わりではなく、組み合わせて使うものだと正確に説明することが、お客様の信頼を守ることにもつながります。
お客様から「ネットのほうが安いですよね」と言われる場面は、正直あります。そんなときこそチャンスだと捉えましょう。価格だけで比べられると勝てませんが、サロンで買う価値はそこではありません。
肌の状態やライフスタイルに合わせた使い方をアドバイスできること、何かあればいつでも相談できる安心感。これはネット通販にはない価値です。「専門家がそばにいる」という部分を丁寧に伝えられれば、価格の話はやわらいでいきますよ。
導入初期からたくさん仕入れて在庫を抱えるのは、リスクが大きいです。まずはトライアルサイズや少量から始めて、お客様の反応を見ながら仕入れ量を調整していくのが安全です。
売れ行きを見ながら少しずつ広げれば、キャッシュフローを圧迫せずに物販を育てられます。焦らず、自店のペースで定着させていきましょう。導入や仕入れで迷ったら、支援実績のある専門家に相談するのも近道ですよ。
いいえ、完結しません。飲む日焼け止めはあくまで内側からのサポートで、塗る日焼け止めの代わりにはなりません。塗るケアを主軸にして、その抜けを内側から補う組み合わせが基本です。お客様にもこの点は正確に伝えましょう。
できます。飲む日焼け止めは施術後のアフターケアとして自然に提案できるため、物販初心者のオーナーさんでも始めやすいアイテムです。トライアルサイズから小さく始めて、お客様の反応を見ながら広げていくのがおすすめです。
健康食品にあたるため、「日焼けを防ぐ」「シミが治る」といった断定表現は使えません。「紫外線対策のサポートが期待される成分」「内側からのケアとして取り入れられている」といった、補助的な位置づけの表現を心がけてください。
売れます。紫外線は一年中降り注いでいるため、「通年のケアが大切」という提案が可能です。むしろ季節を問わず提案できることが、飲む日焼け止めの強みのひとつ。秋冬も物販売上を支えてくれるアイテムです。
価格ではなく価値を伝えましょう。肌状態やライフスタイルに合わせたアドバイスができること、いつでも相談できる安心感は、ネット通販にはないサロンならではの価値です。専門家がそばにいる強みを丁寧に説明すると納得が得られやすくなります。
飲む日焼け止めは、単なるサプリメントではありません。施術効果を長持ちさせ、お客様との信頼関係を深めながら、サロンの物販売上を通年で支えてくれる戦略的な商材です。塗るケアから内外美容へと進化するお客様の美意識に、サロンが専門家として応えられる絶好のアイテムなんですね。
まずはトライアルサイズから小さく始めて、施術との組み合わせを試してみてください。株式会社イレブンでは、500以上のサロンを支援してきた経験をもとに、物販の導入から提案の仕組みづくりまでサポートしています。何から手をつければいいか迷ったら、気軽に相談してくださいね。