この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
飲む日焼け止めをサロンで扱おうと思ったとき、まず立ちはだかるのが「成分がよくわからない」という壁ではないでしょうか。ニュートロックスサン、ファーンブロック、アスタキサンチン…カタカナだらけで、お客様に聞かれても自信を持って答えられない。そんな不安を抱えるオーナーさんは多いんですよね。
この記事では、サロンで飲む日焼け止めを扱うオーナー向けに、代表的な成分の違いと選び方をわかりやすく整理します。お客様への説明で困らないよう、薬機法に配慮した伝え方までセットで解説するので、成分知識をそのまま接客に活かしてくださいね。
イレブンからのアドバイス成分をぜんぶ暗記する必要はありません。「2大成分+美容サポート成分」という大枠さえつかめば、お客様への説明はぐっと楽になりますよ。
市販されている飲む日焼け止めは商品数こそ多いものの、主成分をたどると大きく2つのタイプに分けられます。この2つの違いをつかむだけで、成分表を見る目が変わってきます。まずは全体像から押さえましょう。
ニュートロックスサンは、シトラス果実とローズマリー葉から抽出された植物由来の成分です。スペインの企業と研究チームが長い年月をかけて開発したもので、紫外線によって発生する活性酸素の働きにアプローチする抗酸化成分として知られています。
特徴は、続けて摂ることで体内でのコンディションが整っていくとされる点。即効性を売りにするのではなく、日々コツコツ続けることが前提の成分なんですね。だからサロンでは「毎日の習慣にしましょう」という提案と相性がよく、定期購入にもつなげやすいタイプです。
ファーンブロックは、中央アメリカに生息するシダ植物から抽出された成分で、「PLエキス」「ダイオウウラボシ抽出エキス」と表記されることもあります。海外の医療機関でも取り扱われてきた歴史のある成分です。
こちらは飲んでから比較的早い段階で働くとされ、レジャーやアウトドアなど「今日はしっかり紫外線を浴びる」という日にスポットで使われることが多いタイプ。ただし持続時間は長くないため、必要に応じて追加摂取する使い方が一般的です。
ニュートロックスサンもファーンブロックも、国内では医薬品成分ではなく健康食品に使われる素材です。「日焼けを防ぐ」「治す」といった医薬品的な断定はできません。お客様には「紫外線対策をサポートする成分」という位置づけで伝えましょう。
2つの成分の違いを、サロンで説明するときに使いやすい形でまとめました。どちらが優れているという話ではなく、お客様のライフスタイルによって向き不向きがあると考えると提案しやすくなります。
| 項目 | ニュートロックスサン | ファーンブロック |
|---|---|---|
| 由来 | シトラス果実・ローズマリー葉 | シダ植物(PLエキス) |
| タイプ | 継続型 | 速効型 |
| 向いている使い方 | 毎日の習慣として通年 | レジャー日にスポット |
| 提案しやすい客層 | 美容習慣を続けたい方 | 屋外活動が多い方 |
| サロンでの提案軸 | 定期購入・リピート | イベント前のスポット購入 |
サロンで通年の物販の柱にしたいなら、継続型のニュートロックスサンタイプが扱いやすいです。「なくなったらまた」という流れが生まれ、お客様との接点を定期的に持てるからですね。一方で、屋外レジャーの多いお客様が多い店なら、速効型を組み合わせる選択肢もありますよ。
主成分だけでなく、一緒に配合されている美容サポート成分にも目を向けると、お客様への提案の幅が広がります。よく見かける成分を押さえておきましょう。
どちらも抗酸化作用を持つおなじみの成分。単体よりも、複数の抗酸化成分が組み合わさっていることで相互に働きを補い合うとされています。成分表にこれらが並んでいたら、トータルの美容サポートを意識した処方だと考えられますね。
ザクロ抽出物やオリーブ葉由来のポリフェノールも、飲む日焼け止めによく配合される植物由来の抗酸化成分です。体内で比較的短時間で働き、長く留まりにくいとされるため、毎日続けて摂ることが大切になります。
サケやエビなどに含まれる赤い色素成分で、強い抗酸化作用を持つことで知られています。国内の機能性表示食品制度のなかで「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける」と届け出された商品もある、数少ない成分です。機能性表示の有無を気にするお客様には、この点が説明材料になりますよ。



「機能性表示食品かどうか」を気にするお客様は増えています。届出内容をパッケージで確認できると、説明に説得力が出ますよ。
成分の種類がわかったら、次は自店で扱う商品を選ぶ番です。お客様に自信を持って勧められる商品を選ぶために、成分の視点で3つの基準を持っておきましょう。
成分名が書いてあっても、どれだけ入っているかが不明な商品は避けたいところ。配合量がきちんと記載され、研究データや使用実績が示されている商品は、お客様への説明にも安心感があります。
主成分ひとつに頼るより、複数の抗酸化成分が組み合わさっている商品のほうが、トータルの美容サポートを訴求しやすいです。「いろんな角度からケアできますよ」という提案がしやすくなります。
どんなに成分が良くても、飲みにくかったり高すぎたりすると続きません。カプセルの大きさ、1日の摂取粒数、1か月あたりの費用。この3つは、お客様の継続を左右する現実的なポイントです。成分の良さと続けやすさ、両方のバランスで選びましょう。
知識があっても、伝え方に迷うことはありますよね。薬機法に配慮しつつ、お客様にすっと伝わる言い回しの例を紹介します。そのまま現場で使ってみてください。
「この商品の主成分は、紫外線で発生する活性酸素にアプローチするサポートが期待されている植物由来の成分なんです。毎日続けて摂ることで体の内側から整えていくタイプなので、塗るケアと組み合わせて習慣にしていただくのがおすすめですよ」
ポイントは「サポートが期待される」「〜とされている」という表現でとどめること。「日焼けを防ぐ」「シミが消える」と断定してしまうと薬機法に触れてしまいます。あくまで補助的なケアだと正確に伝えることが、お客様の信頼にもつながるんですね。


優劣ではなく使い方の違いです。毎日の習慣として通年で続けたい方には継続型のニュートロックスサン、屋外レジャーが多くスポットで使いたい方には速効型のファーンブロックが向いています。サロンで通年の物販の柱にするなら継続型が扱いやすいです。
全部覚える必要はありません。「継続型と速効型の2大成分+抗酸化の美容サポート成分」という大枠さえつかめば、お客様への説明は十分に成り立ちます。細かい成分は成分表を一緒に見ながら案内すれば大丈夫です。
気にするお客様には重要な判断材料になります。アスタキサンチンのように「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける」と届け出された商品なら、パッケージで機能性を確認できるのが強み。届出の有無を説明できると提案に説得力が出ます。
「日焼けを防ぐ」「シミが治る」といった断定表現は薬機法に触れるため使えません。「紫外線対策をサポートする成分」「〜が期待されている」という補助的な位置づけで伝えましょう。塗るケアの代わりではない点も正確に説明します。
成分の知識は、そのままお客様への提案力になります。難しく考えず、まずは2大成分の違いと美容サポート成分の大枠をつかむところから始めてみてください。自信を持って説明できるオーナーがいるサロンは、それだけで選ばれる理由になりますよ。
どの成分の商品を自店で扱うべきか迷ったら、株式会社イレブンにご相談ください。500以上のサロンを支援してきた経験から、お店の客層に合った商品選びをお手伝いします。